2026/05/12 15:39
カマスの旬の時期や含まれる栄養素、美味しい食べ方を宗像の魚屋・魚住商店が解説。炙り・塩焼きが絶品の初夏の魚カマス。うなぎとの栄養比較も。
■「カマス」という魚、ちゃんと知っていますか?
カマスという名前、聞いたことはあるけれど実際にはあまりなじみがない——そんな方は多いかもしれません。
スーパーではあまり見かけない、でも魚屋には必ず並ぶ。そんな魚のひとつがカマスです。
旬の時期に食べると「こんなに美味しい魚だったのか」と驚く方が多い。今回は、そんなカマスの魅力を魚屋目線で余すところなくご紹介します。
■ カマスの旬はいつ?
カマスの旬は大きく2回あるとされています。
【春〜初夏(5〜6月)】 産卵前に栄養を蓄えたカマスが出回る時期。身が締まっていて旨みが強く、塩焼きや炙りにすると絶品とされています。
【秋(10〜11月)】 もう一つの旬。脂がのった「秋カマス」は特に美味しいとされ、「秋カマスは嫁に食わすな」という言葉が残るほど。
今の時期(5〜6月)はまさに春の旬の盛り。炙りにすると皮目の香ばしさが際立ち、この時期ならではの味わいが楽しめます。
■ カマスってどんな魚?
カマスはサバ目カマス科に属する細長い魚。体長30〜40cm程度で、鋭い歯と銀色に輝く体が特徴です。
名前の由来は「藁袋(かます)に似ている」という説が有力で、その細長い体型からきているとされています。
魚屋として特筆したいのは、皮目の美しさです。炙ると皮がパリッとして香ばしい香りが立ち、食欲をそそります。脂肪分は少なめながら、旨みが凝縮しているのが特徴とされています。
■ カマスに含まれる主な栄養素
カマスは高たんぱく・低脂肪の白身魚で、さまざまな栄養素を含むとされています。
DHA・EPA
カマスにはDHA・EPAが含まれているとされています。これらはオメガ3系脂肪酸として知られており、日々の食生活で意識して摂りたい成分として注目されています。
ビタミンB12
ビタミンB12は魚介類全般に多く含まれる栄養素として知られており、カマスにも含まれているとされています。
高たんぱく・低脂肪
白身魚であるカマスは、たんぱく質が豊富で脂質が少ない魚とされています。消化への負担が比較的少ないとされており、幅広い世代に向いている食材のひとつといえます。
■ カマスとうなぎの栄養を比べてみると
初夏に旬を迎えるカマスと、スタミナ食として知られるうなぎ。栄養面で比べると、お互いを補い合う関係にあります。
| 栄養素 | カマス | うなぎ(蒲焼) |
|---|---|---|
| DHA・EPA | ◎ | 〇 |
| ビタミンB12 | ◎ | 〇 |
| ビタミンA | △ | ◎ |
| ビタミンB1 | 〇 | ◎ |
| 亜鉛 | 〇 | ◎ |
| たんぱく質 | ◎ | ◎ |
カマスはDHA・EPA・ビタミンB12など青魚的な栄養素が豊富。うなぎはビタミンA・B1・亜鉛などが特に豊富とされています。旬のカマスで季節の美味しさを楽しみながら、うなぎでしっかり栄養を補う——そんな食べ方も、体への気遣いのひとつではないでしょうか。
■ カマスの美味しい食べ方

炙り(最もおすすめ)
カマスといえば炙り。バーナーや魚焼きグリルで皮目をパリッと炙ると、香ばしい風味が引き立ちます。ポン酢や塩で食べるとシンプルな旨みが際立ちます。
塩焼き
定番の食べ方。塩を振って焼くだけで、カマス本来の淡泊ながら上品な旨みが楽しめます。
干物
カマスの干物は全国的に人気があります。一夜干しにすると旨みが凝縮され、炊きたてのご飯との相性が抜群とされています。
刺身
新鮮なカマスはお刺身でも食べられます。脂は少ないですが、クセのない淡泊な味わいで、薬味と一緒に食べるのがおすすめです。
■ 魚屋が教える新鮮なカマスの選び方
カマスを選ぶときはこの3点を確認してください。
- 目が澄んでいて黒く輝いているもの
- 体表に張りと光沢があり、銀色がきれいに出ているもの
- 切り身の場合は断面がきれいで、ドリップ(水分)が出ていないもの
魚屋として一言添えると、カマスはとにかく鮮度が命です。鮮度が落ちると風味が一気に変わります。新鮮なカマスを入手したら、その日か翌日には食べるのがおすすめです。
■ よくある質問
Q. カマスはスーパーで売っていますか?
産地や季節によって異なりますが、旬の時期は鮮魚売り場に並ぶことがあります。見かけたらぜひ手に取ってみてください。干物はスーパーでも比較的見つけやすい形です。
Q. カマスはどんな料理に使えますか?
炙り・塩焼き・干物が代表的です。淡泊な白身なので、洋風にハーブオイルで焼いたり、フライにしたりと幅広く活用できます。
Q. カマスとサンマは似ていますか?
見た目が細長く似ていますが、カマスはカマス科、サンマはサンマ科と別の魚です。サンマより脂が少なく、淡泊な味わいが特徴です。
■ まとめ
カマスは、旬(5〜6月・10〜11月)に食べると格別に美味しくなる魚です。
- 旬:春(5〜6月)と秋(10〜11月)の年2回
- 特徴:高たんぱく・低脂肪で、DHA・EPA・ビタミンB12を含む
- 食べ方:炙り・塩焼き・干物がおすすめ
- 選び方:目が澄んでいて体に張りのあるものを選ぶ
栄養面では、うなぎとお互いを補い合う関係にあります。旬のカマスで季節の美味しさを楽しみながら、うなぎで日常の栄養もしっかり補う——そんな食生活の一助になれば幸いです。
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魚住商店 (創業昭和25年・福岡県宗像市)