2026/04/26 13:24

「鱧もうなぎも名前は知っているけど、栄養や違いはよくわからない」という方へ。鱧(はも)とうなぎの栄養・食べ方・旬を、宗像の魚屋・魚住商店が徹底比較します。脂質が気になる方には鱧、しっかりスタミナをつけたい方にはうなぎがおすすめ。夏の食卓に役立つ情報をお届けします。

鱧(はも)ってどんな魚?

鱧はウナギ目ハモ科に属する海水魚です。細長い体と鋭い歯が特徴で、体長は1メートルを超えるものも珍しくありません。

主な産地は瀬戸内海・有明海・高知・対馬など。九州でも水揚げされる、意外と身近な魚です。

旬は6月〜8月の初夏〜夏が最盛期。京都の祇園祭に欠かせない魚としても知られており、料亭や割烹では夏の定番食材として重宝されています。産卵後に体力を回復した秋口の鱧も、脂がのって美味しいとされています。

鱧の最大の特徴「骨切り」とは

鱧を語るうえで外せないのが、骨切り(ほねきり)という職人技です。

鱧は小骨が非常に多い魚で、そのままでは食べにくいため、皮一枚を残しながら細かく包丁を入れて小骨を断ち切ります。熟練した職人なら3cm幅に対して24〜25回の包丁を入れるとも言われており、まさに職人の技術が光る工程です。この骨切りがあってこそ、鱧独特のふわふわした食感が生まれます。

代表的な食べ方

  • 湯引き(牡丹鱧):熱湯にくぐらせると身が花のように開く。梅肉との組み合わせが定番で、夏らしい涼やかな一品です。
  • 鱧しゃぶ:薄切りにしてだし汁でさっとしゃぶしゃぶ。ポン酢や梅ダレとよく合います。
  • 天ぷら:骨切りした鱧を揚げると、ふわっと軽い食感に。塩でシンプルに食べるのがおすすめです。

鱧の栄養

鱧は良質なたんぱく質を豊富に含む魚として知られています。またビタミンB群も含まれており、エネルギー代謝をサポートする食材として注目されています。

脂肪分が比較的少なめでありながら旨みが強く、胃腸への負担が少ない食べやすい魚とも言われています。夏バテが気になる季節に取り入れたい食材のひとつとされています。


うなぎの栄養も負けていない

うなぎは古くから「スタミナ食」として親しまれてきましたが、その栄養バランスは非常に優れています。

栄養素特徴
ビタミンA皮膚や粘膜の健康維持をサポートするとされています
ビタミンB1・B2エネルギー代謝をサポートする栄養素として知られています
DHA・EPA健康維持に役立つとされており、青魚に匹敵する含有量です
亜鉛・カルシウムミネラルも豊富に含まれています

「うなぎの旬は夏」というイメージが強いですが、これは土用の丑の日の文化が定着したことが大きな理由です。現在市場に流通するうなぎのほとんどは養殖で、産地や育て方によって風味に差があります。安定した品質で年間を通して楽しめるのが、養殖うなぎの魅力のひとつです。

鱧とうなぎ、栄養面での比較まとめ

鱧(はも)うなぎ
たんぱく質豊富豊富
脂質少なめ多め(DHA・EPA豊富)
ビタミンA少量非常に豊富
ビタミンB群含む豊富
カロリー比較的低め高め
向いている人脂質が気になる方・あっさり派しっかりスタミナをつけたい方
どちらが優れているというより、目的や体調に合わせて選ぶのがポイントです。

魚屋からひとこと

宗像の魚屋・魚住商店では、うなぎを販売しております。ふるさと納税でもお取り寄せいただけます。また、旬の魚の知識はブログやメルマガでも日々発信していますので、ぜひご登録ください。

鱧もうなぎも、旬の時期に本物の味を楽しんでみてください。魚の知識が増えると、食卓がぐっと豊かになりますよ。