2026/04/03 19:06

焼き鮭、鮭フレーク、鍋、汁もの……日本人にとって最も身近な魚のひとつ「鮭」。

「体にいい」とはよく聞くけれど、具体的に何がどうすごいのかはあまり知られていないのではないでしょうか。

この記事では、宗像の魚住商店が、鮭に含まれる栄養成分を魚屋目線でわかりやすく解説します。

目次

  1. アスタキサンチン――あの「赤い色」の正体
  2. DHA・EPA――青魚だけじゃなかった
  3. 良質なたんぱく質
  4. ビタミンDの宝庫
  5. まとめ

① アスタキサンチン――あの「赤い色」の正体

鮭の身がオレンジ色をしている理由、気になったことはありませんか?

その正体は「アスタキサンチン」という天然の赤色色素です。鮭がエサとして食べるプランクトンに由来するもので、エビやカニにも含まれています。

アスタキサンチンは強い抗酸化作用を持つとされており、細胞を酸化ストレスから守るはたらきをサポートするとされています。紫外線による肌へのダメージケアや、目のコンディション維持をサポートするとも言われており、近年は美容・健康サプリの成分としても注目を集めています。

食品からナチュラルに摂れるのが、鮭ならではの魅力です。


② DHA・EPA――青魚だけじゃなかった

「DHA・EPAは青魚に多い」というイメージを持っている方も多いと思いますが、実は鮭にも豊富に含まれています。特に天然の鮭は、脂がのる秋の時期(秋鮭など)に含有量が高まる傾向があります。

  • DHA(ドコサヘキサエン酸):脳や神経組織の構成成分として知られており、認知機能のサポートに関わるとされています。
  • EPA(エイコサペンタエン酸):血液の流れをサポートする作用が期待されており、生活習慣を気にする方から注目される栄養素のひとつです。

「脂がのっておいしい」と「脂がのっているから体にうれしい」が両立するのが、鮭の面白いところですね。


③ 良質なたんぱく質

鮭は100gあたり約20gのたんぱく質を含む、高たんぱくな食品です。しかもアミノ酸スコアが高く、体内で効率よく活用されやすいとされています。

筋肉・臓器・ホルモン・免疫物質などの材料となるたんぱく質は、年齢を重ねるほど意識して摂りたい栄養素。鮭は子どもから高齢者まで幅広い世代に向いた食材です。

「今日のおかずに何を選ぼう」と迷ったとき、鮭を選ぶのは実はとても賢い判断です。


④ ビタミンDの宝庫

鮭はビタミンDの含有量が非常に高い食品として知られています。ビタミンDは食品から摂ることが難しい栄養素のひとつで、現代人に不足しがちとも言われています。

ビタミンDは、カルシウムの吸収をサポートし、骨の健康維持に関わるとされています。また、免疫機能のバランスをサポートするとも言われており、健康全般にとって欠かせない栄養素です。

特に日照時間が少ない秋冬は、食事からのビタミンD補給がより大切になります。意識的に鮭を食卓に取り入れるのは、理にかなった習慣といえるでしょう。


まとめ:「普通の魚」じゃなかった、鮭

栄養成分主なはたらき(とされるもの)
アスタキサンチン抗酸化作用・肌・目のコンディションサポート
DHA・EPA脳・神経・血流のサポート
たんぱく質筋肉・免疫の材料として
ビタミンD骨・免疫機能のサポート

鮭には、体をサポートする成分がぎっしり詰まっています。毎日の食事に「ちょっと意識して鮭を選ぶ」だけで、栄養バランスが整いやすくなるかもしれません。

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※本記事の情報は一般的な栄養情報です。特定の効果・効能を保証するものではありません。