2026/03/27 12:08

【この記事でわかること】

・イカがなぜ「コスパ最強の食材」なのか
・魚屋が驚くイカの栄養パワー
・イカの旬と種類、正しい選び方
 
 
はじめに:イカ、もっと評価されていい食材です
魚屋として長年いろんな魚介を見てきましたが、イカほど「実力のわりに地味な扱いを受けている食材」はないと感じています。
価格は手頃、栄養は豊富、調理法は無限大。今回は魚屋・魚住商店が本気でイカの魅力を語ります。
 
 

イカの魅力 その① タウリンが魚介類トップクラス
 
イカに含まれるタウリンの量は、魚介類の中でもトップクラスです。タウリンは肝臓の健康維持をサポートするとされており、体の調子を整えたい方に注目されている成分。毎日の食事で意識して摂りたい栄養素のひとつです。
魚屋から一言:タウリンはイカ・タコ・貝類に特に多い成分です。「魚より海老・イカが好き」という方は、実はしっかり栄養を摂れているかもしれません。
 
イカの魅力 その② 低カロリー・高たんぱくの優等生
 
イカは100gあたりのカロリーが非常に低く、それでいてたんぱく質はしっかり含まれています。脂質も少ないため、食事のバランスを気にしている方にも取り入れやすい食材です。
「魚は好きだけど脂が気になる」という方にも、イカはおすすめです。
魚屋から一言:ダイエット中の方がお刺身を選ぶとき、まぐろやサーモンより実はイカの方がカロリーが低いことも。知っておくと選択肢が広がります。
 
イカの魅力 その③ どんな料理にも合う「万能食材」
 
刺身・炒め物・天ぷら・煮物・イカ飯・塩辛・干しイカ……イカほど調理法のバリエーションが豊富な食材も珍しいです。
和食にも洋食にも中華にも合い、主役にも脇役にもなれる。魚屋として「毎日食べても飽きない食材」の筆頭がイカです。
魚屋から一言:新鮮なイカの刺身は食感を楽しめる。時間が経てば甘味が増す。
 
イカの魅力 その④ 旬が年を通じて楽しめる!季節ごとに主役が変わる
 
イカは種類によって旬の時期が異なり、春・夏・冬と季節ごとに主役が変わり、一年を通じておいしいイカが楽しめます。
春は「アオリイカ」が旬で身が厚く甘みが強く刺身に最適。夏は「スルメイカ」が旬(7〜8月)で、煮物・炒め物・塩辛など幅広い料理に使えます。秋は「ケンサキイカ」が旬を迎え、透明感のある身を薄造りにするとその美しさも楽しめます。冬は「ヤリイカ」の季節。細長いスマートな見た目で身が柔らかく上品な甘みがあり、刺身・煮付け・天ぷらどれも絶品です。
魚屋から一言:「スルメイカ」は通年出回りますが、旬は夏(7〜8月)。地域によって獲れるイカの種類が違うので、地元の魚屋さんで「今おいしいイカは?」と聞くのが一番です。
 
イカの魅力 その⑤ 「ゲソ・胴・ワタ」丸ごと全部おいしい
 
イカは捨てるところがほとんどない食材です。胴は刺身や炒め物に、ゲソは唐揚げやバター炒めに、ワタはイカ墨パスタや塩辛に使えます。
一杯のイカを丸ごと使いきれるのは、家計にも環境にも優しい。魚屋として「食材を無駄にしない」という観点でもイカは最高の食材です。
魚屋から一言:ワタ(内臓)の処理が苦手な方は、最初から「処理済み」のものを購入するか、魚屋さんでお願いするのがおすすめ。臆せず声をかけてみてください。
 
 

新鮮なイカの選び方
スーパー・鮮魚コーナーでのチェックポイント
丸のままのイカを選ぶ場合は、目が澄んでいて黒く、胴体に透明感があるものを選びましょう。皮が赤褐色でツヤがあり、触ったときに弾力があるものが新鮮なサインです。
切り身・刺身用の場合は、身が白く透明感があり、ドリップ(水分)が出ていないものを選ぶのがポイントです。または魚屋さんで今日はどれがいいと選んでもらうのがベストです。
 
まとめ:イカ、もっと食べてみてください
タウリン豊富・低カロリー高たんぱく・万能食材・丸ごと使える——これだけの魅力を持つイカです。
ぜひ今度の食卓に、イカを一品加えてみてください。いつもの食事がちょっと豊かになるはずです。